耀風ビジョン
異文化マネジメントは“暗黙の了解”で成り立つのか?
日系企業と台湾企業が同じ会議テーブルに座るとき、もはや言語は最大の障壁ではありません。それでもなお、業務の進行ペース、意思決定の進め方、部門間の連携といった点で、しばしば「噛み合わない」場面が見られます。近年では、台湾企業が日本に進出したり、日系企業が台湾での事業を拡大したりするケースも珍しくなく、両者はもはやお互いにとって「異文化の初心者」ではないはずです。それにもかかわらず、異文化マネジメントの課題は依然として頻発しており、むしろその兆候はより見えにくくなっています。